★組み付け行程を密着取材してきました。完成車ではなかなか見られないプロならではの細かな作業がいくつもありますので、ぜひご覧になって下さい。

フレームを作業スタンドへセットして組み付け準備完了 まずはヘッドセットを圧入
ヘッドパーツをきれいに納めるためにヘッドチューブの上下面のフラット出しをします。今回のフレームは比較的きれいでした。 パークツールのヘッドチューブリーマーです。フェイスカット用の専用工具で、実は10万円以上するのですよ。
このガイドでヘッドセットが垂直に入るようにヘッドチューブを削っていきます。 やり直しが効かない作業だけに慎重に回していきます。
上下逆に挿してもちろんフォーク側の面もフラットに。 見えづらいですが、バッチリフラットが出ています。
このフレームはカーボンですがヘッドの部分には、アルミが使われています。 これまたパークツールのヘッドワン圧入専用工具です。
ヘッドパーツを工具へ装着してCANE CREEKの文字が回らないようにチェックしながら圧入中。 フェイスカットのおかげできれいに収まりました。
フロントフォークへ下玉押しを打ち込みます。 下玉押しが入りました。
このフォークは前車からの流用品なのでスターナットの打ち込み作業は省略です。
フレームへフロントフォークを装着。
落ちないようにステムとスペーサーで仮止め。
作業スタンドへフロントフォークを固定してBB部分の作業へ。 BBタップ用専用工具にたっぷりと注油中。BBのねじ山をきれいにさらってもらいます。
左が正ねじ、右が逆ねじ。
この作業も慎重に!
今回使用するクランクは、BB一体型の新型XTR。
ここからの作業が、従来のBB装着と少し違います。
きれいにBBのフェイスカットも出来上がったところで、フロントディレーラーを取り付けます。(BB取り付けのEタイプ。) インナーチューブ付右ベアリングアダプターをねじ込んで行きます。
同じく左ベアリングアダプターをねじ込みます。 これがアダプター専用工具で
クランクに付いてきます。
Oリング受け、Oリングを中空クランクへ通します。 グリスの厚みで入らなくなる程の精度の良さです。
この組み合わせでフロントディレイラーの位置合わせは不要です。 これは、クランク用専用工具でBBの当たり出しです。小さなプラスチック製で手が痛くなりました。
最後に左クランクを前後均等にボルトを締めながら、取り付け。
仕上げは、安心のトルクレンチで!
さて、今回はディスクブレーキを選びましたので、TREK専用のDiskアダプターを取り付けました。
ブレーキホースの長さを合わせてカットします。 切断面へコネクターインサートを打ち込みます。
コネクティングボルト&オリーブを通してホースの準備完了。 レバーをハンドルへ水平に固定します。
レバーへコネクティングボルトでねじ込みます。奥までしっかりと押さえつけていないとダメです。 バンジョーボルト部分へOリングを通してブレーキホースをキャリパーへねじ止め。
ワイヤーの取り回しを確認。 リアもホースを取り付けてオイルを注入の準備完了。
別の画像を使って、肝心のオイル注入&エアー抜きの説明です。まず、レバーを水平に取り付けます。 リザーバータンクのキャップを開けます。
今回はキャリパー側から注入して、レバー側へ抜きました。 でかい注射器を使ってミネラルオイルを送り込みます。
タンクが一杯になってあふれたオイルがボトルへ上がってきました。
実際には、ここからエアー抜きの大変な作業があったのですが、サポートをしていたので、画像がありません。
リアホースをフレームのホース受けへ通していきます。固定は、ビニールホースを開いて差し込みました。
これは、お勧めです。
そのままホースを自然にリアまで持っていきます。ここでは、タイラップで止めました。 このパーツはキャリパーの位置を合わせるために使うスペーサーです。
2種類の厚みで0.2mmと0.5mm
ブレーキパッド&押さえバネ パット軸とスナップリングでキャリパー内へ装着。
サドルをシートポストへ取り付けてフレームへ。フレームとシートポストの相性が悪くガタ付くのでテープを一巻きしています。 ディスクローターはトルクスレンチで均等に締め付けて取り付けます。
仕上げに振れも取ってもらいました。 チューブレスタイヤには、リムへはめる前に、中性洗剤をうすーく塗っておきます。

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